そーた

ファイト・クラブのそーたのレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
5.0
思考停止します

先日、女の子とジブリ映画の話をしました。

ジブリ映画っていろいろな解釈がされてるでしょ。
それでね、その話をしたら、そんな解釈いりませんって拒絶されてしまいました。

女子にとって、ジブリはジブリ。
解釈なんか必要ないんですね。

僕が野暮だったというお話。

僕はねどっちかというと映画を観たら解釈したくなっちゃうタイプなんです。
男性には多いんじゃないかとも思います。

それでね、そんな僕でも論じたくないような映画があってその代表格がこの映画なんです。

いや、今の今まで解釈しようなんて思ってもみなかったんですよね。

レビューを書こうと思って初めて気づきました。

女子がジブリを解釈したくないように、
僕もこの映画を解釈したくないんです。

男性が感性で感じとるような映画だと思います。

男性向けのファンタジーと言ってもいいかもしれない。

ストーリーは書くと至って普通なんですよね。
不意に現れた謎の男によって人生を狂わされていく無気力なサラリーマンの話。

ただね、驚異のどんでん返しが待っていますよ。

そこに映像のスタイリッシュな奇抜さや、音楽のクールさが加わり、唯一無二な世界観となっています。

映画を観て、その後サントラを徹夜で聞き続けるくらいの中毒性があります。

さて、この映画の何が僕をこんなにも魅了するのでしょう。

野性的な本能を刺激するからでしょうか?

社会に対して破壊的な衝動があるからなのでしょうか?

もしかしたらどちらも正解かもしれません。
心のどこかでそれらを欲しているのかもしれない。

でもそうではなくて、たぶん主人公に強烈な感情移入をしてしまうからなんだと思います。

ブラッド・ピットが超絶にかっこいいけれど、エドワード・ノートンの演技に何故か引き付けられてしまう。

軟弱そうな彼の容姿と、
劇中の暴力&破壊的な描写とのギャップに、カタルシスを感じでしまうのでしょうか。

いやいや、これ以上の分析はやめておきます。

ここからは無意識の領域に任せるとしますね。

無責任なレビューです。
ご免なさい。

感性で感じとる映画とは、
節度をもって付き合っていくとします。
そーた

そーた