すあまさえ

ファイト・クラブのすあまさえのレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
3.9

地下にあるファイトクラブ。皆ここに来て戦っている時だけ生を感じる。

友達と観たんだけど、自分じゃ選ばないものだから、新鮮だった。

私ボクシングとか格闘技ってわからないんですよ。なんか、スポーツとして観れないというか。むずかしいんですよね。
どこか、何かを破ったら、良さがわかるんでしょうか。

でもね、どういう感じで終わっていくんだろうと考えながら観ていたんだけど、なるほど、そういう感じの話なのか、と。

現実世界でも、自分の理想を自分で作り上げて、本当がどっちかわかんなくなっちゃう時ってあるよね。想像が現実になることって。

ただ冷静に考え直してみて、自分でマンション爆発させて、廃墟に住んで、石鹸作って、爆発して..。まぁ..病的だと思いますが。だから上手だよね。ちゃんと客観的な観られ方を描いてる。

自分と自分が作り上げた理想、いつしか支配されて、歯止めが効かなくなり怖くなる。

私だったら、何を考えるんだろう。
生きがいってなんだろう。「生きてる」を実感するのって、たしかに、意識してみたらあんまりそんな瞬間ってないのかもしれない。それに気がついていないだけで。
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