今まで観た映画を遡ってレビューを書いていましたが、ついにこの作品について書ける日が来ました。
拙くとも、僕の文章が皆さんの目に止まって、ひいてはこの映画を好きになる人が増えると思うと嬉しくてたまりません。
きっかけはMr.Childrenの楽曲からです。
ミスチルは歌詞に映画のタイトルが登場することが間間あって、ファイトクラブもいつか見てみたいと思っていました。
「アクション系はあまり好みではないな」と思い込み、あまり期待をせずに見始めましたが…違いました。
そもそもアクションシーンなんてあまり登場しません。主人公とタイラーと女の物語です。しかし恋愛メインでもありません。
この映画のジャンルって何?と聞かれるととても困ります。あとストーリーの説明がしにくいです。でもそこが大好きです。最も楽で嫌な紹介の仕方ですが、「まあ観てみて!」です。
ブラピのカッコよさ、男なら誰しもが根底に抱いている(?)闘争本能、マーラという女のミステリアスさ、物語としてのどんでん返し、見応えのあるラスト、それでいてそれぞれに解釈ができるような仕上がりになっているところ、あらゆる要素が盛り込まれているから、僕にストライクだったのだと思います。
コメディ要素はあまりないし、全体的に薄暗いです。色使いも物語としても。その点がリアルな現実世界に寄り添ってくれていて、没入しやすいのかなと思います。