カタパルトスープレックス

大逆転のカタパルトスープレックスのレビュー・感想・評価

大逆転(1983年製作の映画)
3.7
ジョン・ランディス監督のコメディー作品です。

文字通り百回以上観た映画。なぜなら、地元のローカルな家電量販店でバイトをしていた時に、これがズーーーーーと流れていたから。テレビ/ビデオ売り場を担当していた時は嫌でも目に入る。百回以上観たのに、内容は全く知らなかった。ちゃんと観るのは今回が初めて!😂

舞台はフィラデルフィア。住んでいたことがあるので、街並みがすごく懐かしい!商品先物会社の老舗で大手のデューク&デューク社。創業兄弟のランドルフ・デュークとモーティマー・デュークは人間の才能について意見の食い違いがある。人の才能は遺伝で決まるのか?それとも環境が決めるのか?この見解の違いをある実験で確かめることにするのだが……という話です。

ちゃんと観るのは初めてだけど、だいたい思っていたストーリー通りだった。そして、すごく面白かった。やっぱり、この時期のジョン・ランディス監督は(トワイライトゾーンの事故後だけど)勢いがまだありましたね。

主人公はダン・エイクロイドとエディ・マーフィー。ヒロインはジェイミー・リー・カーティス。

ダン・エイクロイドの優等生イメージってこの映画からなんじゃないですかね。ブルース・ブラザースのエルウッドみたいな不良っぽいイメージがずっとあったのだけれど。エディ・マーフィーはウォルター・ヒル『48時間』に続いて、今作が長編映画二作目。すでに鉄板の面白さです。そして、ジェイミー・リー・カーティスの美しさ!ショートヘアの美女って大好きなんですよ。『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』で長女リンダを演じたけど、今でも美しいと思う。

ちなみに、本作でもジョン・ランディス監督作品でお約束のゴリラとSYNWが登場します。ゴリラは本作品の鍵を握りますよね。「来週の水曜日に会いましょう:See You Next Wednesday(SYNW)」は今回ちょっとわかりにくいです。ジェイミー・リー・カーティス演じるオーフィリアの部屋のポスターです。ゴリラとSYNWを探すのもジョン・ランディス監督作品の楽しみ方の一つですね。ヒッチコック作品でヒッチコックを探すのと同じ。