キャサリン子

神様のカルテのキャサリン子のレビュー・感想・評価

神様のカルテ(2011年製作の映画)
5.0
私の看護師人生に多大な影響を及ぼした作品。

公開前、現役看護師130名を招待して試写会をしたとニュースで知り、同業者としては観ておいた方が良いのかなとの軽い気持ちで映画館に足を運びました。

感想は、私の拙い語彙力ではうまく伝えることができません。
けど、間違いなく言えることは、あの作品に出会えたから看護師としての今の姿勢があるということ。

医師や看護師に求められるものは高いスキルと豊富な知識であることはもちろんですが、一番大切なことはそこじゃないんだよってことを教えられた気がしました。


上映後、泣き腫らした自分の顔を鏡で見ながら「私は絶対に優しい看護師になる」と誓った決意は、今も一切揺らぐことなくに心の中にあります。(プライベートの私は全然優しくなんかないすけどね)


看護師には「医療ドラマは嫌い。だから観ない」って人が多いのですが(色々と非現実的なので)、これは「実話をもとにしたんじゃないの?」ってくらい現実的で、ストーリーに厚みがありました。
数少ない「出会えて良かった」と心から思える作品です。
キャサリン子

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