元々その演技の幅からカメレオン俳優と呼ばれていたジョニー・デップ。
そのデップがアニメとはいえカメレオンになるのだから、これは興味津々だ。
飼い主のもとから事故で離れたカメレオン。
たどり着いたのは砂漠の中にある町。
酒屋で自慢話を披露するやいつの間にか保安官に就任し、自らをランゴと名付ける。
町の保安官にガンマン。テンガロンハットなど違いは人間じゃないだけで、明らかに西部劇のパロディを狙っているのがすぐに分かる。
だからこそある程度の元ネタを知っていないと笑えない場合がある。
それでもクリント・イーストウッドそっくりのキャラが出たり、片やリー・ヴァン・クリーフのそっくりさん蛇がいるなどパロディをそのまま物語につなげている。
「地獄の黙示録」や「スター・ウォーズ」などもすぐに分かる仕上がり。
特にジャバ・ザ・ハットと瓜二つのガンマンがいるのは個人的にツボだった。
この設定であれば続編を作ることは難しくないはずだが、いつまでたってもその噂がないので立ち消えかな。