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獄門島のぱぷぽのレビュー・感想・評価

獄門島(1977年製作の映画)
3.3
"人間関係が複雑"でお馴染みの市川金田一ですがご多分に漏れず人間関係が複雑。一際複雑
一瞬、名前しか出てこない人間の子供が出てくる上に「分家とは違うんですのよ」とか言う"わけ"なるものが出てくる。
プライドの問題で、分家には変わりないんだろうけどややこしい。

『犬神家の一族』ほどの美しさはなく、『悪魔の手鞠唄』ほどのおどろおどろしさもなく『病院坂の首縊りの家』ほどのスタイリッシュさも革新的な雰囲気もないかなぁと個人的には思う。
ただ!!何がいいって『獄門島』っていうタイトルですよね!!
これは横溝正史さんのセンスですが笑
そんな名前の島あるかね!?最高

同じ孤島ものの『女王蜂』といっつも混ざってしまうのですが、記憶上では『獄門島』の方が好きです。
『女王蜂』はしばらくみていないので忘れているのですが…

こちらは原作と違う犯人!!というのがウリだったようですが、ザックリ違いを見るだけだと映画の方がよさそうな気がするのですがどうなのでしょう??
お陰で複雑さが増してますが…

相変わらずのぶっ飛び遺体に、三木のり平、大滝秀治、加藤武、坂口良子のお馴染みメンバーも勢揃いのお約束尽くしでファンとしては嬉しいです。
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