このレビューはネタバレを含みます
スカパー!東映チャンネルにて二度目の視聴。
前に東映チャンネルで見た時と、印象が随分と変わって来た。
小学校五、六年生の頃、「月光仮面」や、「快傑ハリマオ」「まぼろし探偵」など、主に懐かしのテレビヒーロー物を、フィルムで上映する「少年映画ファンクラブ」という団体が発足し、入会。
原宿駅近くの千駄ヶ谷区民会館にて、毎月のように上映会を開催していた。
横浜市鶴見の地より、バスと電車を乗り継いで通って見た「月光仮面」の勇姿は、印象深く、大瀬康一さんや、谷幹一さんなどに思い入れが強かった為、キャスティングの違いへの違和感が拭えなかったのだ。
テレビ版とは桁違いの予算のかけ方から、当時の映画として見るのなら、そんなに悪くはない。
「ドラえもん」のテレビシリーズと、映画「ドラえもん」の違いや、「銀河鉄道999」のテレビシリーズや、映画「銀河鉄道999」のように考えて視聴すれば、それぞれ楽しめる。
現在、スカパー!などで、「月光仮面」のテレビシリーズを視聴する機会は、2013年以来、ないので、「月光仮面」をまだ見たことがない世代の人達には、オススメです。
尚、当時の時代背景として、人気が低迷していた戦前からの老舗の少年雑誌『月刊少年クラブ』(講談社)に、桑田次郎先生作画の「月光仮面」を連載したところ、急速に部数を回復。
テレビシリーズの放送終了後も、「月光仮面」の連載を続けたことが有ります。
桑田次郎先生は、同時期に『少年画報』(少年画報社)に「まぼろし探偵」を連載。
こちらもラジオドラマ化に続き、テレビドラマ化、映画化もされ、ヒロインのさくらちゃん役として吉永小百合さんが出演。
桑田次郎先生は、当時の漫画家としては、日本を代表する漫画家さんになります。
昭和30年代前半は、「赤胴鈴之助」「ビリーパック」「まぼろし探偵」を擁する『少年画報』が日本一の少年雑誌となり、昭和30年代後半は、「鉄腕アトム」「鉄人28号」「少年探偵団」を擁する『少年』(光文社)が、日本一の少年雑誌へと代わります。
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