このレビューはネタバレを含みます
残酷ともひどいとも切ないとも苦しいとも違う。どんな言葉でも言い表せなくて思考の放棄かもしれないけど。
こんなとき言葉は無力だと思ってしまう。
是枝監督は子供を撮るのが上手いなぁ。
生き生きしていて楽しそうで自然と笑顔になってしまうシーンがたくさんあった。
京子ちゃんがお母さんのクローゼットに閉じこもるの、お母さんのこと信じたいんだな、とか、少し大人な明は妹弟守るためにお母さんを信じることを諦めなくちゃいけないんだな、っていうのが伝わった。
植木が落ちたとき嫌な予感がして
ゆきちゃんが椅子に登ってるときも嫌な予感がした。
挿入歌はないほうがいいな。
BGMがなくて足音や袋の音なんかが響いているのがすき。
それも是枝監督の作品が‘ドキュメンタリーっぽい’っていわれる理由なのかな。本人はあんまりこの表現を好まないみたいだけれど。