檸檬

許されざる者の檸檬のネタバレレビュー・内容・結末

許されざる者(1992年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

善も悪も立場で決まる
勧善懲悪ではなく自力救済


娼婦が、まさか殺すとは思わなかったと言った時や、キッドが初めて人を殺したあとマニーに対する態度が変わった時、殺しに対して積極的だったのに急に手のひら返して、手を汚したマニーに対して失礼とは思わないのか、と少し怒りが湧いた。
キッドたちは人を殺したことがなくその行為の重みを自覚していなかった。対して人を殺すことの重みを知っているマニーとネッドは人を殺すことへの覚悟が違うように思った。
ネッドが1人目の牧童を殺せなかったのは、人を殺すことを恐れたのか、古い友人に付き添ってきたものの自分には生きている妻がいることがよぎったのか、、自分が理解できているかよくわからない部分。
最後のシーンはマニーかっこいいし多少スカッとはするがネッドが不憫だしこれからあとマニーはネッドの奥さんに合わせる顔がないよなぁとか考えて、切なかった。
檸檬

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