奪ったり、奪われたり、与えられたり、得ようとしたり、失ったり、授かったり。命と愛の物語。
ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロの演技に引き込まれる。それぞれの家庭、それぞれの関係性が時系列をバラバラに並び替えて描かれているので最初はとまどうが、見ているうちに、あのシーンはそういう事だったのか、というのが分かったり、後のシーンが先出しされているがために、どうなるかが分かっているのでその先を見るのが辛かったりと効果的な演出になっている。
映画は終わっても人生は続く。自分や自分の家族がこの先いつ交通事故でいなくなったり、誰かの家族の命を奪ってしまったりするかわからない。せめて自分の運転は気をつけようと強く思った。
最後に、
一度は口に出したい名前だね、イニャリトゥ!