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悪魔が来りて笛を吹くのMiYAのレビュー・感想・評価

悪魔が来りて笛を吹く(1979年製作の映画)
3.0
横溝正史の映画の中では「犬神家の一族」「悪魔の手毬歌」「八墓村」といった傑作に比べると、やはり一段落ちるという印象。ミステリーとしては、密室殺人のトリックも悪くはなく、犯人像や動機の部分では良くできているのですが、いまひとつ意外性が足りない。「悪魔が笛を吹く」というオカルト設定も十分に活かしきれておらず、映像のインパクトという点でも過去の名作に比べると見劣りします。

キャストも女優陣が弱いです(哀しい運命を背負った美女的なのが欲しい)。西田敏行の金田一も悪くはないですが、いまひとつ影が薄いです。
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