ロメールっぽい。田無タクミ(26)のデメリットで爆笑。「いや〜今日はなんだか肌寒いね〜もっと温暖化してほしいもんだよね」「シロクマに怒られるよ」「え、なんで?」空き缶踏み潰しまくるガキ共さいこーすぎる。「億歩(オクポ)」の語感の気持ちよさ。カリンバ弾くショットで妙に感動。百人一首詠み合うシーンなんか小津映画的な趣さえ感じるし、その後の事故→警察に連行されるとこはホークスの『赤ちゃん教育』を彷彿とさせる。
ねちねちした人形、結婚式での花束、ラストのケンカ、反復されてきた「投げる」という運動が最後おばあちゃんの語りに収束し、あの壁に染み付いた茶の跡が今作を紛れもない「映画」だということを表徴している。
そしてバトンは次の者へ…