実写映像にペイントを施して加工した映像で見せる。
得てしてこういう作品は映像だけに溺れることが多々あるのだが、この映画は議論の積み重ねに関心しながら最後まで楽しく見れた。
とはいっても物語はほとんどない。
青年が夢か現実かの世界でさ迷いながら、生と死や人間の存在意義など様々な話題をディスカッションするだけ。
好き嫌いがはっきり分かれるだろうが、物語を求めていたら透かしを食らうのは間違いない。
なるほどなと納得する箇所や、そんなことあるのか？と思うような話題もすんなり入ってくる。
それとアニメがセリフに合わせて柔軟な変化を見せるのもこの映像で納得した。
リンクレイターの同じ作風の「スキャナー・ダークリー」も見てみよう。
