トンビ

アメイジング・スパイダーマンのトンビのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画好きの方からの借り物シリーズ第10弾。

どのシリーズのを今まで見てたのか不明だが、おそらく今作は初鑑賞のスパイダーマン。

前シリーズと比べて見たりできればよかったが、記憶があやふやのなので、そこは省略。
ってことで、単体で言えば、期待通りの仕上がりでした。

糸を使ったアクションやリザードとのバトルだけでも、見応えがあり、十分楽しめた。
しかし、個人的にはストーリーの組み立てに惹かれた。

具体的には、登場人物のストーリーへの絡ませ方が良かった。
ヒロインの父親が、中盤までピーターと対立する警官。
ピーターの父親の同僚が、今作のメインボス。
そして、ピーターが助けた少年の父親が、クレーンを操縦しピーターを助ける。
といった具合にだ。

「ここで、あの時の人物が出るか!」というのが、話にちょっとしたアクセント作ってくれる。

そして、印象的だったのが、今作に本当の意味で悪役がいないということだ。
コナーズ博士も、ヒロインの父親も、劇中でピーターと敵対していたが、両者とも正義の名のもとに行動していた。
(コナーズ博士の場合、弱者を救うための薬の開発段階でリザードとなってしまった。)

アクション、ストーリーどちらをとっても、最初から最後まで楽しめる作品だった。

次作、そして、関連作品にも期待したい。
トンビ

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