原題『荒ぶる魂たち』 (2001)
監督 : 三池崇史
企画・原案・脚本 : 武知鎮典
撮影 : 伊藤潔
編集 : 島村泰司
音楽 : 遠藤浩二
出演 : 加藤雅也、竹中直人、伊武雅刀、美木良介、白竜、松方弘樹、他
裏社会にしか居場所を見出せなかった男たちが、否応なしに命がけの抗争に巻き込まれていく姿を、切なくも鮮烈に描く、アウトロー群像劇映画。
2000年代ヤクザ映画の隠れた傑作。
役者陣全員良いのですが、とにかく加藤雅也の熱演が素晴らしく、男臭い色気がハンパない。ストーリーはアウトローロマン作品の王道ながら居場所を裏社会にしか見つけられなかった男たちの、切なくも鮮烈な生きざまに痺れる一作。
あと、監督の三池崇史が序盤にポン中チンピラ役で登場し、他の役者達に演技の熱量へのプレッシャーをかけるような怪演をしていて、その時点でもう最高だった。