このレビューはネタバレを含みます
エロとグロは紙一重!
やはりエロとグロは似て非なるもので、主人公の自慰シーンは、殺人シーンの変態性をより高める。というか今に気づいたけれどあのシーンは、気持ちを高ぶらせるための気合だったのか。
なぜか知らないけど、この映画は見る前に結末を知ってしまい、オチを知りながらの鑑賞スタート。おかげで、色々なことを考えながら見ることができたけれど、逆に混乱してしまったかも。なんか無理くりなところもあるし、納得するところもあった。おじさんは主人公のなかのもう一人な自分で、親友に欲情している。親友に捨てられる危機感と嫉妬が殺人を起こした訳で、理不尽すぎる殺人だった。最後のシーンは見えていないはずなのに見えているような挙動で、まあ愛は最強だよねってとこですかね。フランス映画らしいエロさと暗さでよかった。