すなみ

モダン・タイムスのすなみのレビュー・感想・評価

モダン・タイムス(1936年製作の映画)
4.2
面白い。笑える。
人間の機械化、労働疎外がテーマ。
80年前の映画だけど、現代“モダンタイムス”でも通用する。

基本的に無声映画だけど、動きがあるので退屈しない。
最初にチャップリンが出て来て、脇をかくところから笑える。
音の使い方もうまい。

恐ろしい自動飲食マシン。
やたらとナット的なものを締めたくなる工場労働者チャップリン。
仕事でおかしくなったり、職がなかったり。
食べるものがなかったり。

仕事でおかしくなったり、刑務所に戻ろうとわざと盗みを働くチャップリンが、愛する人と出会い、働く意欲を見せるんです。
働きたくないわけではないのです。
人間らしく、働きたいだけなのです。

ラストはチャップリンのヒューマニズムって感じで好き。

“What's the use of trying?”
“いくら努力してもムダだわ”

“Buck up - never say die.
We'll get along!”
“ヘコたれないで 元気を出すんだ”
“運は開ける!”


“Can you image us in a little home like that?”
すなみ

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