原作漫画のファンでしたが公開時にこの映画を観た時はビックリしました。
登場人物も原作と同じだし各自のキャラ設定も概ね大差はないけど世界観があまりにも違い過ぎて。
でもなぜかすごく不思議な世界観に惹かれた映画でした。
特に前半の文化祭前夜パートは所々で差し込まれる幻想的なシーンがすごく好きでした。
深夜の静まり返ったビル街に突如現れるちんどん屋。しのぶが迷いこむ風鈴の路地から辿り着いた坂道…。
当時は押井守という人物も知らなかったし、その後も攻殻機動隊もパトレイバーも観てながこの映画だけは強烈に覚えていた。たしかサンデーコミックアニメ版という上下巻の本も買った。アニメのシーンを漫画のコマ割りにした本でまだビデオテープが普及する前だった。懐かしいなあ。
