このレビューはネタバレを含みます
これ以降のループ物は全部これに影響されてるだろうな。
終わり方好きだなー。夢オチっちゃ夢オチなんだけど、本人が夢から覚めたいパターンはめづらしい気がする。
「お兄ちゃんはね、好きなひとを好きでいるために、そのひとから自由でいたいのさ」
あたるはラムの事が好きだけど、好きである事をあまり伝えて来なかった。それは、好きである事を伝えると両思いの恋人関係になるからだ。それは他の女との関係を捨て、ラムに縛られるという事になる。そうなるとラムの事を好きでいられなくなり、それはあたるにとって本望ではない。
だから、夢邪気はあたるがラムの事が好きではないと勘違いし、夢にラムを出すよう言ったあたるに驚いた。
そしてラストは幼いラムの「責任取ってね?」という条件であたる夢から覚め、ラムにキスをしようとする。これはラムの責任をとる、つまり曖昧な関係を終わらせ、ラムに縛られる事をあたるは了承した事になる。
こんな物語にとって大事な展開を劇場版でやられたら、そりゃ原作者の高橋留美子も怒るわな。