伝説の名作!ついに見ました!監督、脚本押井守さん!
文化祭前日が何故か何度も繰り返されるというタイムループ作品。
うる星やつらは幼い頃にテレビ版ちょこっとかじった程度。
各キャラがこんなに個性強いとは思わなかった。非常に騒がしく、でも笑える台詞も多く爆笑しました。他の映画で例えるのはあれですがラピュタとかなり近いノリ。
うる星やつらと言えばラムが充のことをずっと追いかけ回す作品という印象しかないけど、今作のラムは非常におしとやか。というかラムがそんなにメインとして扱われていない。もっと言えば充の存在感もいつもよりかなり薄め。
タイムループだけど時間そのものは経過しているという感じで、違和感のある現象は少しだけある。
そしてその違和感に気付いた者だけがループの自覚を持つというシステム。
やがて仲間同士で周知することになるが…
あのループしているのが一目でわかる恐ろしい光景は衝撃的。
そこからは現状維持に何の不満もない者はループを楽しみ、解決を望む者は謎解き、という流れ。
いつものうる星やつらのノリはどこへやら。大半は真面目な展開。そりゃ原作者も怒りますわな。
終盤の畳み掛けは本当に素晴らしく、哲学的もであり情緒的でもあり、必見です!文句なしにオススメです!