うーーー。
「所詮出産なんてそんなもんだ」という、自分の身体への諦念が邪魔してまともに見られなかったのが残念。
「悪魔の出産、するの?しないの?」ムービーは大好きなんですが、なんでダメだったのかな。
多分この物語全体が「悪魔の出産」の怖さを「普通の出産」の怖さに、必要以上にあてがっているからだと思う。悪魔の怖さ、あった…?
出産の恐怖を誰かに教わらなくても、器になっているような感覚の恐ろしさを誰かに説かれなくても、じゅうぶん自分の嫌な身体性と密接です。大丈夫です。
出産のドキュメンタリーを見ても私は同様の恐ろしさを抱くと思う。
あと私の頭が悪いので、悪魔の皆さまにおかれましては、できるだけフィジカルバトルをしてほしいですね。愛と方便で人間を包むな。
ただ、これがオカルトブームの始まりだったことには深く敬意を示し、これから生まれてくる幾千の悪魔の赤ちゃんたちの健やかな地獄を心よりお祈りいたします。ありがとう、ローズマリー。