この荒野には胸糞悪いクズ男しかいないのか！
欲望だけが渦巻く世界で女性は凛と強く輝き、拍子抜けするテーマソングが心に残る！
なにやらうまくいっていない倦怠期夫婦が旅の途中でヒッチハイカーの青年を拾ったら、彼は強盗殺人犯でした～！
ここまでは良くありそうな話ですが、青年が犯人だと分かった後からとにかく踏んだり蹴ったりが長く続きます。
後のヒッチハイク映画にも影響与えているであろう、トラックのシーンも印象的。
終わったーと思っても終わりません！そこからどんどん面白くなってきます！
『殺しは博打と同じ』という台詞がありましたが、あれは名言ですね。
B級臭プンプンながらも、ラストがすんごくて楽しめました！
ニュー・シネマ・パラダイス等の有名映画楽曲を手掛け、アカデミー賞名誉賞を受賞した巨匠エンニオ・モリコーネが音楽を担当していますが、びっくりする程拍子抜けする曲で登場人物が大ピンチの危険なシーンをも脱力させてしまう力を持っています。
