べるーし

ジュラシック・パークのべるーしのレビュー・感想・評価

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)
4.7
映画史に残る伝説。まさにエポックメイキングな映画。

兎に角今観てもCGのクオリティは高く、映画史的にもやはり今作無くしてCGの発達は無かったのが分かるし、アニマトロニクスとの使い分けが上手い。おかげで恐竜にある実在感たるや、今作が名作となり映画史的にもどデカい爪痕を残したのがよく分かる。

それに、やはりシナリオとその演出が良いんですよね。シナリオと演出が。原作と比較してもエンターテイメント性はそれは高く、恐竜の襲撃シーンはホラーとしても一級品。けど、描かれるは恐竜にだけでなくて”恐竜男”なグラント博士の人間愛への成長と進化、そして夢追い人としてのハモンドの儚い夢の崩壊、後者は故リチャード・アッテンボローの演技によるものがデカいですが、やはり一本の映画で一人の成長と一人の夢の崩壊を描く、まさに人間ドラマとしても骨太なんですよね。恐竜の神聖さも相まってまさに神話の様な映画でもあります。

それだけに…!
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