歌代

ジュラシック・パークの歌代のレビュー・感想・評価

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)
4.1
小3ぶりの鑑賞。改めて観ると見せ場の数の多さ!120分、ずっとアトラクション的な感覚でした。

恐竜周りのアクションは言わずもがな、恐竜関係ない、木の上下のアクションとかすごい楽しかった!

スピルバーグ作品の主人公って悩む暇なく行動で成長していく人が多くて好きです。
(この作品においては主人公が苦手だった子供との関係性)

社長の語る「ホンモノを見せたかった…」という願望は、軽く狂気的だけどなんか見放せない哀しさがあってとてもよかったです。

表層的には「制御しようとすることと、どうしようもなく訪れる混沌」がテーマにあると思うんですが、でもそんな中で社長のキャラがスピルバーグにとって1番思い入れありそう。

「恐竜怖え!!」を上書きするかっこよさ。
最後のティラノサウルスの咆哮は最高で、爆笑したんだけどあれはもうティラノサウルスそのものっていうよりは見せ方・演出の大勝利に見えました。ジョンウィリアムズ本当いい仕事してる!

映像もすごいけど、今となっては語り草になってるほどの当時の衝撃はありません。しかし、そこに説得力を持たせる音がいいなって思いました。モンスター的な効果音だとは思うので斬新ではないんだけど、「この音を出すやつには勝てねえわ」って思わせる何かがありました。単純に低音の出し方?ヘッドフォンで観たのもありより強く感じたのかも。
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