やむちゃ

ジュラシック・パークのやむちゃのレビュー・感想・評価

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)
3.9
備忘録
1993.7に鑑賞。

言わずと知れたスピルバーグ監督の作品。
原作はマイケル・クライトン、出演はサム・ニール、ジェフ・ゴールドブラム等。
公開1年ほど前に雑誌に掲載された第一報では、木の上でブラキオサウルスと触れ合う子供とサム・ニール達の写真と、「スピルバーグ監督が現代に恐竜を蘇らせる」という一文だけだったので、勝手にE・Tのような感動作だと思いこんでいたが、実際は大パニック作品だった。

大富豪の持つ財団が、琥珀に閉じ込められた蚊(の中の血)から蘇らせた恐竜を見ることができる「ジュラシック・パーク」をオープンさせようとしていたが、人的ミス(というか卵を盗み出そうとした裏切り者の悪だくみ)によって、恐竜が解き放たれ大パニックに陥るお話。

初めて観た時は、あまりの恐竜のリアルさにびっくりした。
それまでの恐竜、怪獣映画と言えば、日本では着ぐるみ、アメリカではストップモーションアニメが定番だったが、それらとは明らかに一線を画した出来だった。CGも凄いが、実物大のアニマトロニクスも精巧で大迫力。
コップの水に波紋ができる有名なシーンで、重量感を伝える演出も秀逸だった。

おそらく今作と「ターミネーター2」で映画業界のCGの技術革新が起こったと思う。

全世界で大ヒットしてシリーズ化され、ワールドも合わせると6作品が作られることになった。

余談だが、香港では今作が「外国映画」として、初めて年間興行収入第1位となった。
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