スピルバーグ監督のSFX超大作。
もはや彼の夢を実現させたかのような映画で、それはそのまま我らの夢にもなりました、みたいな映画。
この映画ができるまで、こんな映画ができるとは思ってなかった、みたいな。
初めて観た時はもうなんか観てるこっちも子供ながらにパニックになってた記憶がある。
遺伝子工学で蘇らせた恐竜のテーマパークを作る夢物語を実現させる為に、最新テクノロジーと安全性の確認をしに行った連中に襲いかかる牙!
このシリーズ、全体的にラプトルをフィーチャーしてるのは何でなんだろう。
もちろん、肉食恐竜の頂点T-REXの咆哮と、水面の振動で接近を知らせるシーン、車を追いかけてくるT-REXのサイドミラー越しに迫りくるシーンはあまりにも有名。
だが、ラプトルのコードの束の間からグワーッとか、正面に潜む影を追って、、、と思いきや横からガーッのシーンや、調理場のノブをガチャっと回して侵入のシーンも、小窓から鋭い目をギョロギョロ、、、ギャー!のシーンもT-REXに負けない迫力と狡猾さを醸し出し、このシリーズ通して、ラプトルの存在感がとても印象的。
小型の肉食恐竜が故に、人間と対峙した時に妙にリアルでジリジリ迫りくる感じが本当に狩りをしてるかのようでT-REXの大きさ、豪快さよりも逆に恐ろしさを感じる。
そして、さり気なく、サミュエルLジャクソン出てたのか。
こんなガッツリ出てて今まで認識してなかったわ。何か園を管理してるエンジニアみたいな役だけど、よくよく観察するとエンジニアっぽくなくて、何か観てると実は何にもしてなくてちょっとウフフってなってしまう。
当時にしてこの迫力、相当な気合いとこだわりで作られた作品なんだと思う。
本当に子供の時に感動してワクワクとガクブルが止まらなかった作品だが、大人になって観ると今度は大人目線で子供を救う大人目線で勇気を奮い立たせられるような気がしてくる。
マジでリアル過ぎて、スケールのデカさにただただビビりまくる映画。