尿道流れ者

ロスト・ハイウェイの尿道流れ者のレビュー・感想・評価

ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)
4.0
記憶は自分のもので良いように変えてしまっている部分がある。だから事実とは違ってくるし、記憶と事実をすり合わせると必ず痛みもともなう。じゃあ、今の自分の記憶も事実もほっておいて別の誰かになっちゃえば楽になれるんじゃない?と思ったおじさんが罪悪感や運命から逃れられず、やっぱり楽になれなかったって感じなのかな。今思えばリンチの映画の主人公はだいたい苦悩してるし、罪悪感を持ってる気がする。不思議な映像は少ないが、ロスト・ハイウェイが一番分かりにくい気がする。