相変わらずあっさりとは飲み込むことが出来ないストーリー。しかしO.J.シンプソン事件と解離性障害が根底にあるという監督の発言からするに、妻を殺害した男の精神世界・構造の描写という事だろう。妻を殺した事実から目を背ける為に上手く記憶を組み替え更に別の人格を生み出した。
台詞を意識して聞いていると引っ掛けや真実がなんとなく読み取れる。
セットや小道具は勿論、雰囲気が本当にお洒落。
リンチ作品は音楽も良い。毎度の醍醐味随所に流れる不穏な音さえもなんというか美味。
マンソンとツイッギーが登場してビックリ〜。
