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MEN 同じ顔の男たちの93n35i5のレビュー・感想・評価

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)
3.1
男は結局皆同じ。男に対する嫌悪感、無神経さと不躾さがこれでもかというくらい詰め込まれている。男が男を出産するのは、男は女にとって無益なものしか生まないというある種の揶揄だろうか。自殺した彼が最後に愛を欲した事は、単に愛(情欲)を求める男とそれ以上の部分を求める女との温度差を感じられる。そしてこの映画、反面としての女の嫌な部分もくっきり浮き出ているから面白い。元凶となった男を選んだのはそもそも主人公自身だし、向こうがまともでは無いとしても自分がとった態度による事態なのに余りにも悲劇のヒロイン風情過ぎる。友達にしても妊婦で幸せの渦中つまり人生で自分が主役の時、故に主人公に対してどこか軽いというか適当というか親身さを感じない。女の責任転嫁な感情論モンスター具合、自分本意気質も男に負けず劣らず最悪だなと思った。
屋敷に着いた際の林檎を齧るシーン、禁断の果実を手にし自分から誘惑に乗った事により招かれた地獄のひとときでもあるのだろうか。私はこの映画、逆に女の愚かさを伝えているようにも思える。
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