CG全盛の現在ではまず見ることのできないドッカンドッカンと爆破シーンが勇ましい、戦争アクションコメディ。
ノルマンディ上陸を果たした連合国軍だったが、テリー・サバラス率いる小隊は、味方の誤爆にあったりして後退、また後退の戦況だった。
そんな中、ドイツ軍の将校の拉致に成功したクリント・イーストウッドは、その将校から、郊外の街に16,000万ドルもの金塊が眠っていることを聞き出す。
イーストウッドは、上官が3日間の休暇でいないことをいいことに、曹長のテリー・サバラス、戦車隊のドナルド・サザーランドらを抱き込んで、
小隊を率いてその街に乗り込む。
街に到着するには、敵の前線を突破していかなければならず、
また、進路に架かる橋を味方が次から次に破壊してしまうことから、
なかなか前進できない。
また、目的の街には、
ドイツ軍の最強兵器タイガー戦車が配置されており。
さて、
金塊奪取作戦は成功するのか・・・
ということで、
細かいところを突っ込むと成立しない物語なので、
鈍感な感覚で戦争アクションを楽しむべし。
冷静沈着なイーストウッド、
激情家のサバラス、
変わり者のサザーランドの個性がうまく調和して、
なかなか楽しめる。
クライマックスの街での爆撃戦は、
火薬の量も含めて、ど迫力のシーンです。
ドイツ軍、連合国軍の戦車など、
ミリタリーオタクにはたまらないだろう。
空爆シーンも迫力あり、
実際に橋をぶっ壊しまくり。
地雷原を進んだり、
味方が撃たれたりするのは、
この手の作品の定石的なサスペンスですが、
おおらかな気持ちで見ていれば楽しめる。
政治的イデオロギーが全く感じられないのもいい。