CS録画視聴。フジTV「ゴールデン洋画劇場」(1974)に追加録音版
原題「ケリーの英雄たち」
戦争・コメディー・アクション映画
クリント・イーストウッド、ドナルド・サザーランド、テリー・サバラス出演
1944年9月フランス、ケリーは上官のミスをなすりつけられ中尉 → 二等兵に。
そんな中、捕まえたドイツ情報部大佐の手荷物から金塊を発見する。酒に酔わせ場所を聞き出したケリー。はぐれものの仲間を集めて前線の向こうにある銀行に眠る金塊を目指す...。
曲者ぞろいの連中が戦争そっちのけでナチスの金塊強奪を目指すおバカ映画。オープニング曲が既に普通の戦争映画じゃないと分かる当時の流行曲感。ありきたりな戦争映画と思って避けてきたからこの邦題はかなり損してる。戦車は数台出てくるし火薬量も半端ない。モブの数も多い。古き良き映画。それに出ている役者も個性溢れ演技も素晴らしい。ドナルド・サザーランドの風体は完全にヒッピー。
前述した通りただのおバカ映画じゃなく戦闘シーンの迫力、カメラワーク、哀愁、アクション映画としても素晴らしい出来。終盤の戦闘シーンは「プライベート・ライアン」思い出す。交渉に向かうシーンは西部劇のノリ。戦争映画としては邪道だが傑作。
ドイツ軍と協力して金塊強奪なんて、と思ったら実際にあった事件を元にしているとの事。
劇中のM4シャーマンは当時の型ではなく撮影地のユーゴスラビア軍のもの。ティーガーはT-34を改造したもの。
テリー・サバラスの声が森山周一郎じゃなかった。コジャック以前は大平透なのね