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光る眼のrage30のネタバレレビュー・内容・結末

光る眼(1995年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

光る眼で大人を殺していく子供達の話。

集団催眠からの集団妊娠という、冒頭の奇妙な出来事の連続には引かれるものがありました。
そして、登場する例の子供達。
銀髪に無表情、そして光る眼…というルックは不気味で、いつ見ても気味の悪さを感じさせます。

wikiにもある通り、これは宇宙人による托卵の一種だったのでしょう。
しかし、そう考えると、子供の1人が母親を殺す意味が分からない。
他の個体に自分の面倒を見させるのが托卵なのに、庇護してくれる存在を殺してどうする…。

この子供達、知能が高いと言うわりには、異常に好戦的で悪目立ちしまくりなんですよね。
で、結果的に自分達の正体も狙いもバレてしまう…バカかよ。笑

あんな大人を攻撃する子供よりも、泣いたり甘えたりと“子供の武器”を使ってくる子供の方がよっぽど怖いんじゃないかな?
で、子供の正体を知ったところで、親達は愛情があるから子供を殺せなくなってしまう…この葛藤の方が心の壁なんかよりも、何倍もスリリングになった気がしますよ。

肉体的な恐怖ではなく、もっと心理的な恐怖にフォーカスを当てていれば…。
「宇宙人による侵略」というテーマ自体は、非常にジョン・カーペンターらしいテーマなんですけどね。
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