Shu

ハッピーフライトのShuのレビュー・感想・評価

ハッピーフライト(2008年製作の映画)
3.5
日本初の航空もの映画「ハッピーフライト」を観て来た。
宣伝ではなんかアイドル映画っぽい感じしましたが単純に飛行機が好きだから観てきました。
あんまり好きじゃないキムタクがパイロット役で主演のドラマ「グッドラック」やコスプレ女優上戸彩がキャビンアテンダント役の主演ドラマ「アテンションプリーズ」も旅客機や格納庫が頻繁に登場するんで視てました。そんな感じで観て来た「ハッピーフライト」。
最初は「アテンションプリーズ」みたいなもんかなと思いきや全くそんなことはなく、パイロット、CA以外にも空港に携わる人々をコミカルに描く群像劇で普段は日の当たらない管制官や整備士、グランドスタッフ(チケットの割り振り、乗り遅れる人がいないように走り回ったりする)や鳥が旅客機に当たらないように滑走路を鉄砲もってうろうろしてるバードパトロールやスタッフがそれぞれ実に魅力的に描かれている。
今までの矢口作品とはちょっと違う印象でなんか伊丹十三作品のお仕事マニュアル映画ような感じでとても楽しめる。
驚いたのがホントかどうかは解りませんが当初、超パニック映画を考えててフライト中にトラブルが起こり東京湾アクアラインに着陸させようとしてたらしい。
監督が脚本書くに当たり前出したいろんな空港のスタッフに取材していてこっちを主軸にした方が面白いと思ったらしい。
確かに大成功。
飛行機や空港好きな人以外もとっても楽しめる映画だと思います。

(2008年11月24日レビュー転載)
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