調べても碌に情報が掴めない謎のドキュメンタリー。内容として60年代の世界（主にアメリカな気がする）の技術発展に伴う人類の"自然からの乖離"にフォーカスし、あらゆる分野を横断していく。医療や酪農、出産や性、宗教、経済…それはもうあらゆる分野の当時60年代の現在を描く。
どちらかと言うとその"自然からの乖離"した状況に否な立場で、憂いているが21世紀現在から見ると当たり前になってること、今更そこに着眼することもないだろうなんて考えてしまうので当時とのギャップを感じさせる。
60年代はどこか未来に希望がある時代だと思っていたのだが、イタリア製だからこそのなのか、その視線に漠然とした期待へと懐疑的な要素が含まれている気がする。


ラストの降下は意味深だ。"はらわた"という題も悪くない。

• #Arch1965