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ジョゼと虎と魚たちのtq1chiのレビュー・感想・評価

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)
4.8
”あの雲持ち帰りたいわ”

”帰れって言って帰るような奴ははよ帰れ”

”なぁ兄ちゃん”
”怯んだと?”

”でもそれもまたよしや”

”別れた後も友達になれる種類の女の子もいるけど”
”ジョゼは違う”

2回目
ほぼ1年振りに鑑賞。
こんなに面白かったっけ。
静止画とモノローグから始まるオープニングから引き込まれ、そこからはもう完全に世界観に入り込んじゃった。
主要な登場人物以外もしっかり映す演出が凄い良かった。バイト先の麻雀屋の客、ご近所さん、通りすがりの中坊、楽器屋の客。やっぱ人間って人の雑踏の中で生きているんだなって。
2人が距離を縮めていくまでの過程の演出が自然で優しいのにどこかドライなのが観ていて楽しい。
ジョゼの視点で、移動する場所も速度もどんどん変わっていくのが凄く良かった。その撮り方もオープニングと同じく静止画で、思い出を切り取った写真のようで素敵だった。
他の演出だと「叩く」動作がかなり良かった。背中、頬、叩かれる側だけでなく叩いた側の痛みもあるのが憎い。ここばっかりはほんとに表現し切った役者陣の腕だなって。
後半の旅行の下りでの芝居ほんとに良い。
エンディングも好き。
恋愛ってほんとに意識の違い一つで変わるもんだなって思うし、その後の人生への影響の表れ方もまた面白い。

くるりの曲ほんと良い仕事してる

プーマのジャージ可愛かった

裸見て泣きそうになるってなんだよ
こっちまで泣きそうになったわ
良いセリフだ

ちょっとエロシーン多いかな
別に良いんだけどね

1回目
始まり方と終わり方が好き。
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