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ジョゼと虎と魚たちのDeeCoのレビュー・感想・評価

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)
3.7
『心理的秒読』

昔友達にオススメで鑑賞。そして今回も再度鑑賞。

結構忘れているところがあるんだなー。と当たり前のようなことを映画はじまっての冒頭で感じたこと。

再度鑑賞の楽しさはそういうところもあるんだなーと感じていた時、映画の車輪が周りはじめた瞬間だった。

カメラワークで、部分的でまるで映画のパズルのように状況を断片的に映すのが特徴的で。

音楽も一つ一つの状況的にあふれでてくるセンスも最高。
音楽がはいってくるタイミングも、映っている映像を決して壊さない感じがいい。

この作品では男女の気持ちの線がうまく感じられるのがいい。

時にはシンクロして、でも離れていって、お互いもう目指す方向性はコンパスでも測れないような感じ。

その感じがこの作品の見事なる味だと思うのです。
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