邦題、ジャケットは明るそうな感じですが、
凄くしんみりとした話です。
これは結構深い話だと思います。
40年間ずっと着続けた制服、最後の日に運転をできなかったことにより、退職後もなかなか制服を脱げずに街を歩くホルテン、常にパイプを燻らせていたホルテン、ボートが大好きなホルテン。
そんなホルテンに起こる出来事や出会いにより、いつの間にかホルテンはそれを少しずつ外していっていくのですよね。
時々少し微笑むホルテンがなんとも言えないです。
あまり喋らないホルテン。
何を考えてるんだろうと想像を掻き立てられます。
そして最後の挑戦。
ラストのホルテンの姿を見て新たな人生のスタートの始まりだなと思いました。
これは味のある映画ですよ。
私はホラーやゾンビ映画などが大好きですが、こういうしんみりとした味のある映画も大好き。
ほんと深い映画でした。