BK477

S.W.A.T.のBK477のレビュー・感想・評価

S.W.A.T.(2003年製作の映画)
4.0
コリン・ファレル全盛期の快作
20年前の映画だけどSWATの広告塔的なポジションを維持している。

突出した音楽センス、演出のテンポもよく
チーム集め、模擬戦テスト、犯罪者の襲撃シーンなどなど
どこを切り取ってもキャッチーなシーンで構成されている作品。

ミシェル・ロドリゲスは「バイオハザード」で強烈な爪痕を残し本作でもそのイメージまま抜擢。

まだ無名のジェレミー・レナーも、一番美味しい役で登場。
当時見た友人たちの話題は、常に「ギャンブルが格好良かった」という話でもちきりだった。
(だがレナーはこのあと「28週後」まで数年潜ってしまう)

もちろん主演のファレルも格好良いんだけど、特に印象に残るキャラは上記の二人ではないだろうか。

忘れられがちだが、主人公のストリートは上官の誘惑(不利な証言をすればSWATに残れる)を蹴って、結局事務に回される。それを知らないギャンブルは逆恨みをしたまま、という悲しい関係。
なお、TJはこのときからギャンブルを支持している。

終盤、ホンドーが上官の命令を無視するが、それはかつてギャンブルがやった事という構図が皮肉なものになっている。
ホンドーの「正しいと思うことをしろ」というセリフが考えさられる。

あのとき、ストリートとギャンブルはどうすべきだったのか…
何度見ても、最適解はわからない。
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