セレクト

紅夢のセレクトのレビュー・感想・評価

紅夢(1991年製作の映画)
4.2
中国社会における封建制度と家父長制の批判を紅に染まる衣装と提灯で怒りや憎しみ、嫉妬というもので表現している。「紅いコーリャン」よりも紅色というのが記号化されており、キーアイテムとなっている。

コン・リーの役柄に全然感情移入できずにどうしたものかと思ったら、豪邸で巻き起こる陰謀や裏切り、落とし合いが展開され、ラストまで目が離せなくなった。

シンボリック的な提灯と雪、提灯が封印された時に覆い被さっている黒い布のコントラストの色彩的センスが今作でも炸裂していた。
セレクト

セレクト