ねぎおSTOPWAR

モンキーボーンのねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

モンキーボーン(2001年製作の映画)
4.0
町山智浩さんのVideoshopUFOで紹介されていた作品。

なにこれ!
B級と言えばそうですけど、CGではなくてコマ撮りアニメの大作快作ですよ。
主演がブレンダン・フレイジー!「ハムナプトラ」シリーズで有名です。彼はハリウッドの闇部分によって可哀想なことになった役者さんですが、初々しい活躍が見られます。

《町山さんの解説からの情報部分》
プロデューサーは20世紀FOXのローラ・ジスキンさんだそうで、当時社内で実験的な映画を主導していたようですね。例えば「ファイトクラブ」もそのひとつで、その試写で当時ボスだったメディア王ルパート・マードック(スカパー!のスカの部分、SKYグループのTOP)が自分のような資本家を批難している!としてそのあとローラ・ジスキンさんはコロムビアグループに移籍しちゃうんですが、「モンキーボーン」はそんなタイミングで後継のスタッフにメタクソに扱われた映画、埋もれた名作だということ。出演のローズ・マッゴーワンもFACEBOOKで示唆していたようですね。
監督のヘンリー・セリックはティム・バートン原作「ナイトメア・ビフォー・クリスマス」「コララインとボタンの魔女」ではアカデミーノミネートと。そして後のピクサーにも多大な影響を及ぼした天才クリエイターと言えるでしょうか。《おわり》


映画の大半は主役の漫画家の頭の中、妄想の中や死後の世界で内なる欲の塊の象徴モンキーボーンとの争いが描かれますが、そのボスがウーピー・ゴールドバーグさんという面白さ。またとある大作家さんや殺人者や騎馬民族や大映映画の人気キャラのようなロボットだったり笑うところ満載ですからね。