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〖1930年代映画：青春ドラマ：松竹〗
1938年製作で、歌謡ドラマのような女子高生３人組の青春ドラマらしい⁉️

2023年1,805本目

• #2023年鑑賞
• #1938年製作
• #青春ドラマ
• #松竹
• #高峰三枝子

たぶん高峰三枝子&高杉早苗のダブル主演
助演は桑野通子、夏川大二郎ら
主演の両者の役名が一緒なのでわかりやすい映画

【あらすじ】
女学校の仲良しグループ(高峰、高杉ら)は卒業を控えて、同時に退職する先生(桑野)と共に箱根に旅行をして親睦を深めます

みんな将来の夢だったり結婚だったりと明るい未来が待ってるなか、早苗ちゃんだけは憂鬱
その理由は、お家の都合で身売り同然の結婚が決まっているから(相手がカタワで形だけの結婚)

一方のお三枝ちゃんはピアニストの夢があり、才能もあり、周りにも認められていて前途有望

無事卒業式を終えた彼女らですが、待ち受ける現実社会は残酷で、、、

【感想】
んーーー、バッドエンド！気分良くない

早苗&三枝は共に喜び悲しみ合う親友なんだけど、好きになる人(夏川大二郎)が一緒
で夏川大二郎は早苗に夢中、でも早苗は三枝の事を思ってその申し出を受けない
三枝のほうはというと早苗のことが好きな夏川大二郎に嫉妬、次第に心を病んでいって自殺未遂の末心身ともにボロボロになる

なんでこんな事に？
卒業式で校長が「女の幸せは妻になり母になる事、それが一番」みたいに言ってたけど、そういった概念が引き起こした悲劇じゃないかなぁ
そういう思いがあるから一つの恋に執着しすぎて感傷的になりすぎてってなるんじゃないかなぁ

とにかくラストの展開が好きじゃないです
桑野通子の家に居候する高杉早苗を父親の坂本武が訪ねてくるシーンは良かった
乗り気じゃない娘を問答無用で身売りしようとするロクデナシだと思っていたら秘められた思いがあったのね
秘めてちゃわからんだろとは思うけど、一応のフォローがあったのは救い

それに比べて高峰三枝子の死は救いがない、誰も幸せにならないエンド、やだなー