ちゃあさん

エイリアン2のちゃあさんのネタバレレビュー・内容・結末

エイリアン2(1986年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

公開リアルタイム世代なので、「ターミネーター」の監督が「エイリアン」のpart2を作っただと!って興奮したのを思い出す…。 

しかし残念ながら「アバター」くらいからのキャメロン作品はあまり好きじゃないw

でも、たまにこの作品は見たくなりますね。


part1とは全く違うテイストの作品になってしまったが、エイリアンというと、このpart2を思いつく人が多いと思う。
1986年制作という事で、まだCGではなく特撮の雰囲気が色濃く残る。
それでも美術クルーや特撮クルーの素晴らしい技術、キャメロンの母親対母親の設定からなる素晴らし過ぎる脚本で今でもそこそこ見れるのが凄い。

最初から最後まで計算し尽くされた漫画みたいなストーリーw(褒めている)
この漫画みたいなお話しを立派な映画にしちゃうのがキャメロンの凄い所!

リプリーや個性豊かな海兵隊員達、バークやニュート、そしてクィーン・エイリアンの登場等、キャラ立ちが凄い。

ビショップ(アンドロイド)の再登場で、前作のトラウマを持つリプリーとの対立とか上手いと思う。
後半のバリケードをエイリアンに突破される辺りからラストまでのシークエンスがもう最高!
こうだからこうなって、あっちで爆発したからこっちでグラッとなって落ちちゃって…と、シームレスに展開するアクションが鳥肌もん。

最後の最後までしつこいクィーン・エイリアンも前作を彷彿させるし、エア・ロックから追い出す手段も前作と同じ。意外とキャメロン、前作オマージュ沢山入れてるね。

難を言えば、着陸機がミリタリー寄りのデザインなのが気に食わなかった。かなーり未来のお話しなのに、ヘリコプターみたいなコックピットなのがどうもな〜。キャメロン色というかターミネーター色というか。


Netflixで、「僕らを作った映画たち」というドキュメンタリーで、「エイリアン2」の制作裏話をやってて、メチャクチャ面白かったので是非見てみて下さい。
キャメロン苦労したんやなぁw