このレビューはネタバレを含みます
「今度は戦争だ」
というわけで,エイリアンの二作目.前作とは打って変わってアクションモノ.
けれどもしっかりエイリアンやってるし,こちらはこちらで名作とする声が高い.
エイリアンの体液の設定なんかは,コッチのほうが上手く使っていたような気がするしね.
今回は大量のエイリアンが次から次へと襲ってくると言った感じで,動態探知機もあり前作のようないつ来るかわからない恐怖と言うより,常に囲まれている絶望感のようなものが色濃く表現されてました.
最初にエイリアンに遭遇するまでの展開は正直だるいけど,エイリアン遭遇後からはまさに息もつかせぬ展開の連続といった感じ.
特にラストのパワーローダーVSクイーンは,ギャグのようにも見えるけど,リプリーが自身の手で決着をつける熱いシーンでとても印象深い.
完全版を見ると,この作品のテーマに「母の愛」みたいなものがあるような無いような感じがした.リプリー序盤で娘を失うけど,終盤でニュートと親子同然の絆を結んでたり……ニュートがリプリーを「ママ!」って呼んだ所でちょっと涙が出た.あとはリプリーVSクイーンも,味方によっては「母」VS「母」みたいにも見えるし.ここは個人的な感想.
エイリアン3を見なきゃな〜って思うんだけど,あらすじ見ると今作の生存者が序盤で死ぬ(脚本に殺されるとも)らしくてあまり見る気が起きない……