Keizysoze

冷静と情熱のあいだのKeizysozeのレビュー・感想・評価

冷静と情熱のあいだ(2001年製作の映画)
3.8
美術絵画の修復士を志し、フィレンツェの工房で修行する阿形順正。10年前に別れた恋人・あおいを忘れられずにいた彼は、別の生活や恋人を持つが、ずっと約束を大事に思い、10年後にイタリアで再会する恋愛物語。



これは当時学生時代に書店で同タイトルの小説が並んでいて。しかも表紙が赤と青。作者も江國香織と辻仁成で違う。当時こんなクリエイティブな売り方があるんだ。。。と感心しながら両方買って嗚咽しながら号泣読みした思い出があるほど。



その後、この映画化。あの女性からの視点・男性からの視点をうまく表現できるのか、と思っていたが「めちゃくちゃ表現できてるやん。。」と嗚咽しながら観たのもいい思い出。



もうやっぱ舞台のフィレンツェが素晴らしい。全体的にレンガ色の屋根と淡い白の壁が色なす街並みをエンヤの曲が覆うあの世界観は今でも無性にフィレンツェに戻りたくなります。



主演はケリーチャンと竹野内豊ですがサブ役で篠原涼子とユースケ・サンタマリアもしっかりいい味出してました。
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