キャサリン子

マイ・ガールのキャサリン子のレビュー・感想・評価

マイ・ガール(1991年製作の映画)
3.8
'72年、ペンシルヴェニア州マディソン。
ベーダ(アンナ・クラムスキー)は、葬儀屋を営む父親ハリー(ダン・エイクロイド)と、祖母と暮らす11才の女の子。
遺体に死に化粧を施すために美容師のシェリー(ジェイミー・リー・カーティス)が雇われ、ハリーとシェリーは次第に接近していく。
近所に住む幼なじみのトーマス(マコーレー・カルキン)と父の恋の邪魔をするベーダだったが効果は全く無し。
やがて、ベーダとトーマスの間にも恋心が芽生えるのだが……。


思春期に差し掛かった少女の、感受性豊かで真っ直ぐな心を見事に映し出した作品。
担任の先生への恋心、
父親の恋人への嫉妬、
親友であり後に恋心へと変化するトーマスへの友情…

全てが純粋で瑞々しく、ベーダが愛しくてたまらなくなった。


終盤、とても悲しい出来事が起こり、ベーダは深い悲しみに暮れることとなる。

けれど、
「天国で私のママが守ってくれる」
そんな優しい言葉をかけられるようになったベーダ。
このひと夏の経験が、彼女を大きく成長させた。
優しい人は、強い。
きっとベーダは、強くて優しい女性へと成長することでしょう。


かつては少女だった全ての女性にオススメしたい。
キャサリン子

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