初めて商業映画を意識したという事でホドロフスキーにしてはマトモで分かりやすいストーリーだが、やっぱりホドロフスキーはホドロフスキー。
サーカス団長のエロオヤジとイカレタ宗教の教祖の母親の間に産まれ、サーカスで育った息子の悲惨で残酷なトラウマ物語。
幼少期の経験が酷いと人格壊れるよって。
子供の頃、どこかピエロが怖かったりした時の怖〜い不気味なイメージのサーカス。
障害者達、刺青だらけの娼婦、ムッキムキの女子プロレスラーなど、登場人物はもちろんクセ強過ぎ。
エログロで不気味なサイコホラーだが、
反面アーティスティックで美しく中毒性が強い。
愛の力で呪縛から開放されるラストがとても切なくて悲しい。
ハッピーエンドのようでハッピーじゃない。
ホドロフスキーの息子2人が主演。
イケメンです。
