このレビューはネタバレを含みます
イタズラっ子のようなスマイルが素敵な、“戦うおじさん”大友柳太朗。 敵の秘密工場に極秘潜入して大暴れ。ノリは完全にスパイ映画。
変装しながらオシャベリな岡っ引きコンビにまとわり付き、敵の動向を探る黒頭巾。話の運び方が実に良く出来ている。
あの濃いマスク&超個性的な滑舌の柳太朗さんがどれだけ変装したって・・・というツッコミはこの際ナシ。だいたい大友柳太朗という俳優自体が常識では考えられないキャラなのですから、その彼が演じる世界に常識は通用しません。確かに、1人で兄弟2役を演じてしまうシーンには弱ってしまいましたが・・。
エンディングでは松島トモ子に「黒頭巾のおじさんのテーマ」を自らリクエストして、彼女の歌を聴きながら去ってゆく大友柳太朗おじさん。これぞ、セルフプロデュース!! 後にライオンに襲われる松島トモ子も名子役ぶりを発揮。