らく

小人の饗宴のらくのレビュー・感想・評価

小人の饗宴(1970年製作の映画)
3.7
こんなにも不快になる96分間はない。
ただただ小人が暴れまわり好き放題しているのを見せつけられた。
でも嫌いじゃない。
弱いものがまたより弱いものを虐めるのは動物すべてに共通することなのかもしれない。
「お前は臆病者さ」
ずっと小人にそう言われている気分。

この映画は、フリークスに対する安っぽい同情や善人ぶった差別を浮き彫りにさせる作品だと思う。

あの狂った笑い声が頭から離れない。自分が笑われているような気持ちになる。
彼らもこうやって笑われているのだろうか。
らく

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