このレビューはネタバレを含みます
子供の声を全く聞かない大人たちに終始いら立ちを覚えた。
子供には子供にしか分からない不安や焦燥感がある。
大人になってその気持ちを忘れてしまうばかりかバカにするような態度を示されるのは、子供にとってはとてつもなく怖いことだと思う。
唯一話を聞いてくれたおじいさんだけど、歩くのが遅くて少年も苛立ったり、子供にもおじいさんの気持ちは分からない。子供と大人、同じ人間のようで別の生き物だ。
大人になるためのしつけも大事だけど、子供の目線に立って話を聞き、理解してあげることはもっと大事。
ラストで返したノートにおじいさんが摘んだ花がしっかり挟まってて最高だった。